小金井市立緑小学校の児童からの質問(2018年)

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2021年(R 3年度) 緑小4年の子どもたちからの質問Q&A 2021
2020年(R 2年度) (緑小4年の子どもたちからの質問Q&A 2020)
2019年(R 元年度) (緑小4年の子どもたちからの質問Q&A 2019)
2018年(H30年度) (緑小4年の子どもたちからの質問Q&A 2018)
2017年(H29年度) (緑小4年の子どもたちからの質問Q&A 2017)
2016年(H28年度) (緑小4年の子どもたちからの質問Q&A 2016)
2015年(H27年度) (緑小4年の子どもたちからの質問Q&A 2015)
2014年(H26年度) (緑小4年の子どもたちからの質問Q&A 2014)
2013年(H25年度) (緑小4年の子どもたちからの質問Q&A 2013)
2012年(H24年度) (緑小4年の子どもたちからの質問Q&A 2012)

歯みがきに関すること

1:歯の正しいみがき方とみがく順番を知りたいです。
A:歯ブラシの毛先が動くように200から400グラムの力でみがきます。具体的には歯ブラシの毛先がひろがらず少し、しなるくらいです。

2:歯みがきをしてもむし歯になりますか。歯みがきをしないとどうなりますか。
A:歯みがきをしても、規則正しい食生活をしていないとむし歯になります。歯みがきをしないと、歯垢の中の細菌が増えて、歯肉炎 むし歯が発生します。

3:歯みがき粉をつけるのと、つけないのでは、ちがいがありますか。
A:歯みがきをこうりつよくするために使います。歯をつよくするためのフッソ、よごれを落とすためのけんまざい、そうかいかんをだすための発泡剤(はっぽうざい)がはいっています。

4:歯みがきをしないと、何日くらいでむし歯になるのか。
A:むし歯ができる期間は個人差がありますが、歯垢は3日で歯石になると言われています。

5:歯みがきはどのくらいの時間かけたらよいのか。一日何回みがくといいですか。
A:みがく時間も大切ですが、まんべんなくみがくことが必要です。時間をかけてもおなじところをなんかいもみがき、みがいていない所があってはこまります。同じ所を10回位みがいてはじめて歯垢(しこう・プラーク)がとれます。食べたらすぐみがくのが良いとされています。

6:歯ブラシはかたい、ふつう、やわらかい、どれと使うといいですか。
A:個人差はありますが、普通からやわらかめ位がいいでしょう。

7:歯ブラシのヘッドは大きめ、小さめどちらがいいですか。
A:あまり大きな物は使いにくいので 長さは30mm以下で、毛束の高さは約10mm位が適当です。
電動でもかまいませんが、歯ブラシが当たらないところは、みがけません。

8:フッ素の役割は何ですか。
A:フッソをぬることにより、歯の表面が酸でとけにくくなります。

9:シーラントとは何ですか。
A:歯の溝をフッ素入りの樹脂やセメントでふさぎ、むし歯になりにくくし、進行を予防する方法です。

むし歯に関すること

10:むし歯にならないようにするためにはどうしたらいいですか。
A:きそく正しい食事をして、食後に歯みがきをすることです。

11:むし歯がほかの歯に移ることはありますか。
A:むし歯で穴が空いていると、そこに食べ物のかすなどがつまり、歯垢がたまって、隣の歯もむし歯になりやすくなります。

12:むし歯はどのくらい痛みますか。痛くならないこともありますか。
A:むし歯の初期は痛みを感じない場合が多いのですが、歯の神経の痛みは、人間の感じる痛みの中で2番目に痛いとも言われています。ちなみに、一番痛いのは脊髄(背骨の中にある)神経の痛みです。

13:むし歯の治療法を知りたいです(どのむし歯でも削りますか、銀歯をつめますか)
A:しょきのむしばだと、歯みがきをして様子を見ることもあります。進行すると、レジンという樹脂をつめたり、被せ物をすることもあります。

14:歯の中でむし歯になりやすいところと、そうでないところがありますか。
A:歯と歯の間、かみ合わせの溝、歯と歯肉の境目などがむし歯になりやすいと言われています。

15:大人でもむし歯にならない人はいますか。大人になったら、むし歯は多くなりますか、減りますか。
A:大人でも、むし歯のない人はいます。中には80歳で一本もむし歯が無い人もいます。大人の方が、歯がかたくなって強くはなりますが、むし歯にならないわけではありません。高齢者になると 硬くなりすぎて、歯にひびが入ってそこからむし歯になることもあります。

16:むし歯は病気ですか。ほかの病気にもなることはありますか。(頭や体全身)
A:むし歯は病気です。虫歯が悪化して、ちくのう症になったり、骨髄炎という骨の病気や、蜂窩織炎(ほうかしきえん)という、酷い炎症をおこすこともあります。

17:むし歯がひどくなると、「うみ」を出しますか。骨を溶かしますか。
A:むし歯が悪化して、神経が死んで腐り、そこから歯肉や歯の周りの骨に炎症が広がると膿が出ることもあります。

18:むし歯や歯の病気をそのままにしていて、死ぬことはありますか。
A:歯から感せんして、ちくのうしょうという病気になることがあります。人の場合、痛みなどの症状が出ますので、その時点でおいしゃさんにかかれば死ぬことはまずありませんが、むし歯が出来たらひどくなるまえに歯医者さんに見てもらいましょう。

19:むし歯になって、けずってつめ物をした所がとれてしまったらどうしたらいいですか。
A:歯を削ると、中の象牙質というやわらかいところが出てきますので、取れたらすぐに詰め直さないと、むし歯が急速にすすみます。

20:子供の頃からむし歯になってしまう原因はなんですか。
A:むし歯は感染症ですから、うつります。3歳までに口の中にいる細菌の多くが決まるとも言われています。スプーンの共用や、咬んだ物を食べさせるのも原因の一つです。

21:どうしてむし歯は黒いのですか。
A:脱灰といってカルシウム分がなくなって そこに色素がつくと言われています。

22:子供のうちから大人になるまでしっかり歯みがきをしていればむし歯になりませんか。
A:それに加えて正しい食生活を行うとむし歯になりにくくなります。

23:だ液とむし歯の関係を知りたいです。
A:だ液が沢山出ると、口の中がアルカリ性になってむし歯になりにくくなります。

24:虫歯治りょうはどのくらいの期間がかかりますか。
A:簡単な物は数分で終わりますが、あっかすると何回もかかります。

25:銀歯などのつめ物はどのようにして入れているのですか。
A:セメントや接着剤で歯につけます。

食事に関すること

26:1回のおやつの量を知りたいです。ジュースもむし歯になりますか。
A:量より、回数が問題です。だらだらたべをしていると、歯の溶ける時間が増えてむし歯になります。ジュースやスポーツドリンクにはかなりの砂糖が入っています。

27:むし歯を予防できる食べ物はありますか。
A:キシリトールは虫歯きんのエネルギーにならないのでキシリトールをたべようとした菌は栄養失調で数がへります。

28:むし歯になりにくい食べ物はありますか。
A:アルカリ性の食品 野菜 海藻などです。

29:歯を強くするための食べ物はありますか。
A:海藻にはフッ素が入っていて歯を強くします。

30:食事の量を減らせば、むし歯になりにくくなりますか。
A:食事の量を減らしても、歯垢はつくのでむし歯はできます。

その他

31:上の歯と下の歯はどんな風に生えてくるのか。歯の仕組みが知りたいです。
A:6歳で前歯と第一大臼歯が生え、その間の4本の歯は中学生に泣くくらいまでに生えるのが一般的です。

32::歯がないとどうなるのですか。
A:入れ歯を作ってもらってかめるようにしますが、入れ歯になると、かむ力は小さくなります。

33:歯が黄色いのはどのような状態なのか。
A:歯の構造は黄色っぽい象牙質を半透明なエナメル質が覆っています。エナメル質の厚さや元々の象牙質の色によっても色が変わります。日本人は、エナメル質が薄く、欧米人と比較して歯が黄色っぽく見える傾向があります。また、歯が出来るときに特定の薬を飲むと変色した歯が生えてくることが判っています。

34:歯並びがいい人と悪い人がいるのはなぜですか。
A:歯と顎の遺伝子は違うので、大きな歯と小さな顎の組み合わせで歯の生えるスペースがない事もあります。また、歯は、口の周りの筋肉が内側に押す力と、舌が外側に押す力が釣り合う所に生えます。鼻呼吸をしていないと、舌が内側から押す力が働かないので歯の生えるスペースが狭くなってはならびがわるくなることもあります。

35:なぜ、人間は歯が一度しか生えかわらないのですか。
A:顎も成長して大きくなるので、それにあわせて歯が生えかわります。サメのように悪食で歯が折れるような生き物は何回も歯が生えかわりますが、人は1回しか生えかわりませんから大切にしましょう。

36:歯医者さんをしていて、むし歯を治すのは大変ですか。
A:むし歯のなおしかたも日々進歩するので、一生勉強です。

37:東京都の中でも、地域によってむし歯の人が多い、少ないに違いはありますか。
A:地域による違いのデーターは無いのですが、25年前10歳でむし歯がある児童は3人に2人だったのが今では4人に1人になりました。

38:私はむし歯がありませんが、何もなくても歯医者さんに行った方がいいですか。
A:歯科医院では、むし歯だけでなく、歯並び、歯肉炎の治療もします。口の中のガンもみつかることがあります。歯科医院は治療をするところから、ケアをするところに変わってきています。

39:大人でも歯の矯正をしている人はいますか。
A:矯正は、大人になってからでも出来ます。顎の発育などをみて、いつからはじめるのが良いかきめます。

40:モデルなどの歯が真っ白な人はどんなケアをしているのか。
A:歯みがきに気をつけるのと、歯科医院で着色をとったり歯の漂白(ホワイトニング)をしている人も多いです。

41:糸ようじやフロスを使って歯と歯の間を掃除するのは、歯のすき間ができてしまいませんか。
A:フロスで歯にすきまができることはありません。

42:糸ようじをしたら、歯が痛くなりました。歯に何かあるのか、糸ようじのやり方がよくないのか心配です。
A:糸ようじは、のこぎりを切るように動かしながら入れるのがコツです。力を入れて押し込むと、歯肉に当たって傷つけることがあります。

43:歯医者さんはどうやって乳歯と永久歯を見分けているのですか。
A:乳歯と永久歯とでは色、形が違います

44:歯医者さんはむし歯になることもありますか。歯の治りょうで失敗したことはありますか。治りょうの時はきん張しませんか。
A:歯医者さんも、他の歯医者さんで治療してもらいます。失敗のない先生はいないと思いますが、歯を削ると元に戻りませんから、成功率をあげるように慎重に治りょうします。

45:神経の無い歯は割れたり、欠けたりしやすいですか。ぬくこともありますか。
A:神経がなくても、歯が殆ど残っていれば、きょうどはおなじですが、神経のない歯はたいてい、むし歯になって正常の部分が少ないので、補強が必要です。むし歯が進行して、ぬかなければならないこともあります。

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